第9回山頭火子ども(小・中・高校生)俳句大会入選句 河野輝暉選
平成23年12月
河野輝暉先生
(大分県現代俳句協会 会長 ・大分合同新聞読者文芸 俳句選者国見町学習館俳句教室 講師)
平成15年11月の山頭火句碑建立を機会に国見町内の児童・生徒が俳句の味わいを理解し、作句を通じて豊かな心を育てることを目的に開催しています。
主催〜国見の歴史と文化を高める会 後援〜国東市教育委員会・大分合同新聞社
|
|
第9回山頭火こども俳句大会表彰式
小学生(4・5・6年生)の部大賞
伊美小学校5年 箕迫 拓真さん
中学生の部大賞
国見中学校3年 吉田 梨沙さん
高校生の部大賞
国東高校双国校2年 永井 孝幸さん |
〈小学生(4・5・6年生)の部〉
大賞 |
かき氷海見ているときれいだな |
伊美小学校5年 |
箕迫 拓真 |
入選 |
どんぐりにきょうだいできて楽しそう |
竹田津小学校4年 |
黒木 康佑 |
八十八のいねの仕事のきもち来る |
竹田津小学校5年 |
近藤 蒼真 |
秋の声楽器みたいに鳴っている |
伊美小学校4年 |
蔵本 大河 |
雪だるま大きくつくってあたたかい |
伊美小学校5年 |
菊池 七海 |
卒業式なみだの下は中学生 |
伊美小学校5年 |
山下 陣汰 |
ぎんなんがぼくらの鼻をにおわせる |
伊美小学校6年 |
衣笠 海依 |
もみじはね自然の赤い手のひらだ |
熊毛小学校4年 |
岐部 夢菜 |
森見たら紅葉はじまるお引越し |
熊毛小学校5年 |
橋本 颯志 |
炭焼きでけむりがわたしをおいかける |
熊毛小学校6年 |
福田 葵 |
炭の力太陽のおかげ感動だ |
熊毛小学校6年 |
河村 拓海 |
〈中学生の部〉
大賞 |
たましいの数だけ彩るホタル達 |
国見中学校3年 |
吉田 梨沙 |
入選 |
七日間セミの命が鳴り響く |
国見中学校1年 |
吉田 莉奈 |
渡り鳥またきておくれここも古里 |
国見中学校1年 |
橋本 碧人 |
スイカ割り痛い痛いと棒が泣く |
国見中学校1年 |
北村 貴仁 |
こたつから出られない僕はコタツムリ |
国見中学校1年 |
木 頼希 |
寒風に反比例する私の足どり |
国見中学校2年 |
坂本 有伽 |
桜咲き新たな自分へ出発だ |
国見中学校2年 |
藤垣 大雅 |
秋の日はつるべ落として短かい部活 |
国見中学校2年 |
村山 航 |
元旦にあわれとぞ知り夢ねがう |
国見中学校3年 |
鬼丸 亜美 |
歌謡祭今年の雪がネオンと化す |
国見中学校3年 |
吉丸 談 |
気をつけろ桜の陰は検問所 |
国見中学校3年 |
野田 拓郎 |
〈高校生の部〉
大賞 |
被災地は桜のようにゴミが舞う |
国東高校双国校2年 |
永井 孝幸 |
入選 |
冬の恋想いも言えず春になる |
国東高校双国校1年 |
古廣 鈴奈 |
思い出すあの夜あの夏海沿いを |
国東高校双国校1年 |
石元 夢実 |
冷え症の君の手包む冬の道 |
国東高校双国校1年 |
富松 峻史 |
月明かり灯され照れた影二つ |
国東高校双国校1年 |
岸田 茜 |
流れ星込めた願いはforever |
国東高校双国校1年 |
山田 紗弓 |
かなわない私の恋は蜉蝣だ |
国東高校双国校2年 |
米光 博海 |
遠くにね見えるマフラー君の笑み |
国東高校双国校2年 |
稲積 由衣 |
薄氷を想い届けに踏みしめる |
国東高校双国校3年 |
稲積 菜月 |
渡り鳥皆の思い乗せて飛ぶ |
国東高校双国校3年 |
神野 亜里紗 |
決意してあなたに渡す胡蝶蘭 |
国東高校双国校3年 |
前田 瑠南 |
第八回山頭火俳句大会入選句 |
|